お酒は体だけでなく、人間関係も荒れたものにする

20歳になって間もない頃、ヒップホップのイベントスタッフとして活動していた頃があり、当時ほとんどアル中なような生活をしていました。その後、そうした生活を改善したいと思うようになり、長い間禁酒したことがあります。

 

当時は週に3〜4回は夜中にいきつけのクラブへ行き、そこで社交的に振る舞わなければなりませんでした。知り合いのイベント関係者のところへ顔を出したり、お世話になっているクラブへ行ってはテキーラなどをショットで飲んでいました。当時、テキーラは私たちの間では「ガソリン」と呼ばれ、それさえ飲めば嫌でもテンションが上がる飲み物として重宝していました。

 

そんな生活をしていたものですから、毎日のようにビールを飲み、気がついていくとそうした場所へと足が向かい、最後はウォッカやテキーラといった度数の強いお酒を飲んで朝方家に帰るといったことを繰り返していました。

 

自分ではあまりそうした認識はなかったのですが、知り合いから一度「手が震えるねえ」と言われたことがありました。それでもお酒は法律で禁止されているものではないですし、タバコよりも若干健康に害がないとされています。しかも、周囲にいる人たちの大半はお酒を飲むということが何よりもお酒というものに対する抵抗を私から遠ざけていたように今考えると思います。

 

とにかく、人が集まればお酒を飲んで、酔っていくたびにその場は盛り上がっていくといったお酒は人をつなげる道具として当時は認識していましたので、それが体にとっては「悪いもの」であるといったことに気がついてくるのはのちのちのことでした。

 

そんな毎日が何年か続いたころ、知り合いにマッサージをしてもらっていたときに肝臓のあたりがとても凝っていると言われました。若いのにこんなに凝っているのは注意したほうがいいと言われましたがその時もそうした生活を改善しようとは思いませんでした。

 

しかし、そうした生活から本気で抜けだしたくなったきっかけは以外にも人間関係からでした。毎回飲むたびに度数のきついアルコールをがぶ飲みし、朝方まで知り合いのバーに行ってまた飲むと言った感じがその頃の遊び方だったのですが、次第にその仲間内で頻繁にもめ事が起こるようになってきたことがその場から去っていくことになった原因でした。お酒を飲むたびに毎回いざこざが起き、気がつくと自分がとてもひどい世界にいるように思えてきたからです。

 

その後はそうした人間関係もお酒も一気に断ったことで、人の基本的な生活である夜寝て朝起きるといった生活が普通にできるようになりました。